私は『家庭保育園』という知育教材で、胎教から子育てをしています。
知育教室がいろいろある中で、『家庭保育園』を選択した理由や、やってみての感想を書いてみました。
早期教育
私は最初の子を流産した後、「今度子供が産まれたら、参考になるんじゃない?」と母から一冊の本を渡されました。
それは七田式の子育てについて書かれた本だったのですが、この本をきっかけに「早期教育」に興味を持ち始めました
私は子供の頃成績も悪く、何一つ自信を持てるものがなかったので、自分の子供にはそういう思いをさせたくないと思っていました。
七田式の本を読んで、「なるほど、子供のできるできないは親の教育次第だな・・・」と思いました。
そしてそれは早ければ早いほどいいことも分かりました。
それからは七田式の本を読みあさり、すっかり七田式のファンになっていました。
家庭保育園を知ることに
今度子供ができたら胎教から七田式の早期教育をするんだ!と意気込み、流産から待つこと7年!
待望の妊娠!(長かった~!)
産まれてくる子供の為にネットで注文した物と一緒に、箱に入っていた1枚のチラシが目にとまりました。
「家庭保育園・・・?」読んでみると、どうやら家庭で行う早期教育の教材を販売しているようです。
胎教もあるようでしたので、俄然興味が出て、さっそく電話してみました。
すると教材の説明に販売員の方が来るとのことだったので、どんなものか聞いてみることにしました。
家庭保育園に決めた理由
販売員の方はとても感じのいい方で、丁寧に説明してくれました。
そして話を聞いている内に、七田式に通うよりこちらがいいなと思うようになりました。
それは 『子供への働きかけは、他人が行うより母親自身が行う方が、子どもの発達にはいい』ということが分かったからです。
販売員の方が持ってきた映像の中に、赤ちゃんの脳の動きを実験したものがありました。
赤ちゃんにフラッシュカードを見せるのですが、他人が行った時より母親が行った時の方が遥かに脳が活発に働いたのです。
これは結構衝撃的でした。
何でもプロの専門家が行った方がいいに決まっていると思っていたからです。
赤ちゃんって母親がやってみせたり、言ったりしたことを一生懸命学習しようとしてるんだな・・・と思いました。
母親の存在ってそれだけ大きいんですよね。
週に1回先生頼みで教室に通うだけでは何にもならないということがよくよく分かりました。
七田式ではなく、家庭保育園で子供を育てよう!と決めたのはこの映像が決めてとなりました。
他にも・・・
・電話でカウンセリングを受けられること(売って終わりではない)。
・毎月指導プログラムが送られてくるので、すすめ方が分かりやすい。
・家庭保育園をやっている子供に高IQ児が続出している。
・テレビを見せるような教材ではない。
というところもいいなと思ったポイントでした。
胎教と第1~第6コース(3歳からの通信プリント以外すべて。今は当時の第6コースがなくなり、通信プリントが第6コースのようです。)を購入し、当時の金額ですが、95万円弱の金額をお支払いしました。
家庭保育園をやってみて
家庭保育園を購入するとすべての教材が一度にど~んと送られてきます。
とにかくすごい量です。
最初から全部を使う訳ではなく、月齢に合わせて徐々に使っていくので、しばらく使わないものも最初からリビングを占拠することに・・・
母親の働きかけが大事だと分かってから、「私が頑張って子供を天才にするんだ!」と意気込んで購入したので、初めの方は毎日絵本10冊と、ドッツカードと、絵カードとやっていましたが、慣れない育児に追われ、できない日があるとイライラするように・・・。
いつしか子供への働きかけがノルマのように重くのしかかり、全然楽しいものではなくなっていました。
指導員の方に口をすっぱくして言われていたのは、「ママが楽しくやってください」と言うことだったのに、働きかけが苦痛になっていたのです。
ある日「これは違う」と思い直して、「できない時はできない!私が楽しんでできるときしかやらない!」と決めました。
すると気持ちが楽になり、楽しくできるようになりました。
しかし、楽しくはできるようになりましたが、ほとんど使わず終わってしまった教材も多数あります。
この教材はいらなかったな、この教材はあってよかったなと思うものが、使ってみて分かりましたので、その辺はまた今度書いてみたいと思います。
とにかくこの家庭保育園には『子育てをする母親がどのように子供を教育していくか』と言うことを教えてもらいました。
ですので、教材がどうのというよりも、そのノウハウに価値があったように思います。
子供の訓練というより、母親の訓練だったように思います。
夫も「この家庭保育園は親の教育だよな・・・」と言っていました。
もしこの家庭保育園に出会っていなければ子供の大事な時間を無駄に過ごすことになっていました。
例え知育教室などに通っていたとして、週に1回少しの時間を他人に指導してもらい、それで我が子がかしこくなると錯覚し、自分では何もしなかったかもしれません。
ですので、家庭保育園をやってよかったことは、子供をどのように育てていけばいいのかという知識やノウハウ、そして忙しい時間をぬって、少しでも子供と接して働きかけをする姿勢を身につけることができたということです。
大金を払いましたが、私にも子供にも一生の宝になったのではないかと思います。
七田式 VS 家庭保育園
うさお君が3歳になった直後に、七田チャイルドアカデミーで4日間の夏期講習がありました。
普段通っていない子も体験できるということで、どんなものか受けてみました。
うさお君以外は普段から教室に通っている子たちでしたので、大丈夫かな・・・と思っていましたが・・・
授業はうさお君の独壇場となってしまいました。
先生が「これは何だったかな?」と聞くと、うさお君が即答してしまうので、他の子が考えて答える余地もなく・・・
と言うか、正直七田式大丈夫?と思ってしまいました。
家庭保育園にしておいてよかったな・・・と内心思いました。
家庭保育園は「家庭でお母さんが毎日子供に働きかけをする!」と叩き込まれるのに対し、七田式は週に1回先生がやってくれるという安心感からお母さんが家では何もしてないのではないでしょうか。
プリント数枚の宿題が出るようですが、おそらくせいぜいそれをやるくらいのご家庭がほとんどなのだと思います。
七田式でテレビに出るような天才の子がたまに紹介されますが、そういった子は、教材を買うなりして、家でもお母さまがかなりお子さんに働きかけをしているのだと思います。
家庭保育園でも七田式でもどちらの教材がいいとか悪いとかそういう問題ではないのです。
子どもの能力は親次第なのだということをどれだけ親に理解してもらうかが勝負なんですね。
それが、七田式よりも家庭保育園の方が強く親に伝わっているのだと思います。
家庭保育園には教室がないため、親が教育しないことには始まらないですからね。
その辺の違いなのだと思います。
実際教材は七田式の方がいいなと思うものもたくさんあります。
我が家も七田式の教材を数点持っていますし、うさお君の同級生で家庭保育園をやっているお友達は、フラッシュカードはすべて七田式のに買い直したという人もいます。
家庭保育園のノウハウ+七田式の教材だと最強かもしれません。
まとめ
家庭保育園の「親が家でやる教育」という考えがすべてだと思います。
家庭保育園の教材よりも七田式の教材、また、英語に関してはディズニーの英語システムがいいと思うところはあります。
しかし、家庭保育園の「親がやる!」という徹底した考えや、どのように子供に働きかけをしていくかというノウハウはどこよりもしっかりしていると思います。
七田式ももちろん「家でもやってくださいね。」と言われるのですが、教材を別途購入しなければいけないのと、「週に1回先生が教えてくれるから、それで十分よ」という考えがあり、親がさぼりがちになってしまう傾向があるようです。
実際習っていた子のほとんどがとくに成果が出ずに辞めていっています。
家庭保育園でも、七田式でも、他の知育教室でも、とにかく「親が家でやらなければ何の効果もない」のです。
これから家庭保育園の購入を考えている方、七田式の受講を考えている方、親が一緒に頑張る気がなければお金がもったいないのでやめた方がいいと思います。
「未来の子供の知能は今のママたちの頑張り次第!」と自分自身にも言い聞かせて、私も日々奮闘中です。
一緒にがんばりましょう!