先日友人家族と屋外にあるプールに行ってきました。
その日の予報は最高気温29度。
外で水に入るにはちょっと寒く感じます。
友人は寒いと言い出した子供に長袖のラッシュガードを着せてやりました。
そしてそのまま水に入って、浮き輪でぷかぷか浮いていましたが、
やがて唇が紫色になり、ガタガタ震え出しました。
慌てて水から上げましたが、バスタオルが遠くに置いてあったため、
父親が取りに戻っている間にもガタガタ震えています。
私はその時あることを思い出しました。
「ラッシュガードは濡れたまま着ていると体温を奪われてかえって寒い」
と以前テレビでやっていたのです。
そのことを友人に伝え、ラッシュガードを脱がせようとしましたが、
子供は寒いのに長袖を脱がされそうになったと思い、
「寒い!」と言って脱ぎませんでした。
私もその情報に自信がなかったので、強引に脱がせることもできず、
その時はただタオルの到着を待つしかありませんでした。
その後タオルに包まり、ぬるま湯シャワーを浴び洋服に着替え、
温かいものを食べたらすっかり元気になりました。
そんなことがあったので、家に帰って、ラッシュガードについて調べてみました。
ラッシュガードは着たまま濡れるのはNG
ラッシュガードは日焼けを防ぐ目的には効果を発揮しますが、
防寒の為に着るものではありません。
ラッシュガードを着たまま水に入り、
水から上がってそのままでいると、防寒どころかラッシュガードが体に張り付き、
水を含んだ布が体に密着することで体温が奪われます。
もし防寒の為と考えるのであれば、
濡れた体を拭いて、乾いたラッシュガード(できればラッシュパーカーがお勧め)を着用するといいでしょう。
防寒用のラッシュガード
一般のラッシュガードには保温性はないのですが、
中にはあたたかいラッシュガードなる商品があるようです。
裏起毛で水から上がった後でも肌に張り付きにくいのだそうです。
防寒用のラッシュガードは水の侵入を防ぐのに、ピタッとした作りになっている為、
着脱がしにくいのが難点なようですが、防寒はしっかりとしてくれるようです。
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/find/cabinet/birams-rash2011/tarf-2011-2012/turf-kiz-lsp-set.jpg?_ex=160x160)
どんな子が寒くなっちゃうの?
今回一緒にプールに行ったメンバーは大人4人に子供4人。
その中で、友人の長女(5歳)だけがガタガタブルブルになってしまいました。
しかし、そんなになるまで寒いという感じではなかったのです。
その子が特別寒がりだったからでしょうか・・・
しかし、周りを見ると、他にも唇を紫にして震えている子供がちらほら・・・
その子たちに共通しているのは、
やはりラッシュガードを着ていること。
そして、まだ泳げないような2.3歳の子が多いということです。
実は友人の子も自分では泳がず、浮き輪でプカプカ浮いているだけでした。
我が家のうさお君は浮き輪を使っていましたが、
自らバタ足をしてあっちに行ったり、こっちに来たりしていました。
そして0歳のうさみちゃんも初めてのプールに大興奮。
本能なのか、誰に教えられたわけでもなしに、
手足をばたばたさせて泳ぐ真似をして、体を動かしていました。
寒いと思ったらとにかく体を動かすことですね。
お子さんたちにはバタ足の練習をさせる等して、まず体を温めましょう。
友利新さんもブログで注意喚起
皮膚科でタレントの友利新さんが20日に「子どもの低体温症」というタイトルでブログを更新していました。
友利さんも子供とプールに出かけた際、お子さんが軽度の低体温症になったということです。
その記事の中にも
「ラッシュガードはUVには有効ですが、濡れたまま外気に当たり体温が奪われないよう、プールからあがったら直ぐに脱ぎ身体をすぐ拭くなど気をつけた方がいいかもしれません。」
とラッシュガードについても触れていました。
そして
「天気予報をよく確認しながら、危険を感じたら思い切って早めに撤退することも、親の判断です。気温が変わりやすい、夏休み終盤、熱中症だけでなく水遊びの後の低体温症にも気をつけください。」
と締めくくっています。
まさに、そこでしょうね。
せっかく来たのだからと、親が速やかに処置をせず軽く考えていると、
深刻な状況に陥ることがあるかもしれません。
子供が寒そうだと感じた時は無理をせず、早めに切り上げるのがいいかもしれませんね。
まとめ
・一般のラッシュガードには防寒機能はなし。
防寒を考えるのなら、体を拭いて乾いたものを着用するか、
防寒用ラッシュガードを着るのがいい。
・遊んでいる場所の近いところに体をすっぽり包めるタオルを置いておくこと。
・ラッシュガードは濡れたまま着ていると、
体温が奪われるため、すぐ脱ぐこと。
・プールが寒いと感じたら、まず体を動かすこと。
・子供の様子を見ながら、無理をせず、早めに切り上げることも考慮する。
楽しい思い出になるはずが、散々な思い出とならないよう、
親が子どもの様子や状態を見て、すぐに対処することが大切ですね。
今年は猛暑だったので、当日も暑くなるものだと過信していました。
特に子連れのときはあらゆる可能性を考慮して、
事前の準備が大切ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、お子さんと楽しい夏をエンジョイしてください!