2005年に放送された『ドラゴン桜』に続き、2021年4月より放送されている『ドラゴン桜2』ですが、先日放送された第3話でついに出ました、あの名ゼリフ。
「バカとブスこそ東大に行け!」ってやつです!
そう言えば『2』では、桜木先生の口から、まだこの台詞は出てきていませんでしたね。
出てきた瞬間SNSでは「キター!!!」と盛り上がりを見せましたが、この名言にはどうやら賛否両論あるようでした。
「バカとブスこそ東大に行け!」この名言の真意を探ってみたいと思います。
また、この名言に至るまでの桜木先生のなが~~~い台詞。
心に刺さった人も多くいるのではないでしょうか。
文字に起こしてみましたので、読んでみると「バカとブスこそ東大に行け!」の真意が、その長い台詞に込められていることがよく分かると思います。
「バカとブスこそ東大に行け!」に賛否両論?その言葉の真意とは?
前作の『ドラゴン桜』で名ゼリフとなっていた、「バカとブスこそ東大に行け!」は、16年経った現在では時代に合わないという意見もある中、『ドラゴン桜2』での桜木先生の台詞に注目が集まっていましたが、当時のそのままの台詞が出ましたね~。
私的にはありだと思いますが、皆さんはどう感じているのでしょうか?
肯定派
「16年ぶりの名言キター」
と、とりあえずこのフレーズに歓喜する人。
「バカとブスは的を得た意見。ただのバカは嫌だ」
と、東大ブランドを手にした過去のバカと、バカのままで終わるバカを比べて、後者になるのは嫌だと気付く人。
(バカに待っている人生は・・・大人になれば分かります。まだ間に合う人には気づいてほしいですね。)
「偏差値40ですが、「バカとブスこそ東大に行け」という言葉に心が揺れ動いた気がしました。だから、東大を目指したいと思います!」
と、この名言がきっかけで東大を目指そうとする人。
(年取った私からすると、今からでも十分間に合いますよ!「若い」ってだけで、まだいろいろな可能性が残されているのですから!)
今の自分の状況を嘆き、「ほんとだ・・・バカとブスこそ東大に行くべきだった」
と言う意見も。
(ほんと・・・上に同じ・・・)
否定派
「「ブス」という容姿に言及し、中傷したりするようなことは今の時代に合わない」
と言う人。
(ま~今いろいろ言われていますからね・・・)
「バカが東大受けたら落ちたらしい」
と、そもそもバカは東大には行けないと嘆く人。
(まずバカを直さないと・・・そういうドラマですから・・・)
「ブスと言う女性だけに使う言葉を使うのは何で?と思う」
と、女性蔑視なのでは?と言う人。
(確かに・・・そうすると「バカとブサイク」にしてみますか?)
「バカとブスこそ」の真意は?
「バカ」も「ブス」も相当に強烈な言葉ですが、この台詞は実は漫画の原作には一言も出て来ません。
どこに描いてあるのかと読み返してみましたが、やはりそんな台詞はありませんでした。
この「バカとブスこそ東大に行け!」はドラマのオリジナルなんですね。
上記したように賛否両論いろいろな意見がありますが、否定派はこの「バカ」と「ブス」をそのままの言葉の意味に捉えているように感じます。
この言葉に込められた真意は・・・
私のようなバカが説明してもあれなので・・・現役東大生の方が書いている記事を引用させていただきます。
実はこの「バカとブス」という言葉は、本当に「バカ」と「ブス」だけを指しているわけではありません。
これは社会に出た際、弱者として虐げられやすい弱い人々のことを指しているのです。
つまり、「自分一人で考えて、社会の理不尽なルールに立ち向かっていく力や知恵がない人」や「第一印象から理不尽な悪印象を抱かれてしまう人」という2つを指して、「バカとブス」といっていると考えられます。
そうそう、私も正にこう言うことが言いたかったのです!
「バカとブス」には賛否両論ありますが、聞くと忘れられないインパクトのある台詞ですよね。
ネットの反応を見ていると、その真意を感じ取ってか、前作から16年経った今も、私たちの心に深く響く言葉となって、これからもいろいろな人の人生を変えていくのだと思います。
第3話の桜木先生の熱弁長台詞を文字に書き起こしてみました
この長台詞の中に「バカとブスこそ東大に行け!」の真意が込められていると前述しましたが、音で聞けない方もいるかと思いますので、文字に書き起こしてみました。
私自信とても深く心に刺さった台詞だったので、長いですが読んでみてください。
お前らが何でバカなのか教えてやろうか?
それはな・・・お前らが物を知らねぇーてことだ。
教科書に載ってる知識のことじゃねぇ。
世の中の実態と仕組みを知らねぇーってことがバカなんだよ。
お前ら今世界がどういう状況か分かるか?
未曾有の危機だ。
疫病、天災、それによる経済の麻痺。
想像しなかったことが次々と起きてる。
もしかしたら戦争だって起きるかもな・・・。
かつての常識はもう通用しない。
もう何が起きたって不思議じゃねぇんだ。
そうなった時、お前らが住んでるこの国は、何が一番必要になってくるか分かるか?
金だ、税金だ。
国はな、お前らにはバカなままでいて欲しいんだ。
それが本音なんだ。
何にも疑問を持たず、何にも知らないまま調べない。
ただひたすらに政府の下で金を払い続ける国民であって欲しいんだ。
それを別の言葉で言うとなんだ?
馬車馬だ。
国はお前らにはただひたすら黙々と馬車を引く馬車馬であって欲しいんだ。
その方が都合が良いからだろ?
世の中は平等だ、国民は自由だ、差別なんか一つもねぇ、そう刷り込まれてきた。
だが、実際はそうじゃねぇ。
どんなに努力しても、どんなに力を振り絞っても、本質を見抜く力がなければ、権力者と同じ土俵にすら立てねぇんだよ。
生徒A「それが何だってんだよ」
生徒B「そんなの国のせいだろ」
生徒C「俺たちに関係ないし。」
だからお前らはバカだってんだよ。
誰かのせい、国のせい、時代のせい。
他人を叩き批判して、文句を言って何が変わる。
ルールを作ってる奴らはな、この状況が美味しいからこういう仕組みにしてんだ。
自分は関係ねぇからなんか言ってたら、一生騙されて高い金払わされ続けるぞ!
なぜ社会はこうなってるのか、誰がどんな意図でこの仕組みを作ったのか、本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつけろ!
その時初めて馬車馬は人間になれる。
その為には勉強するしかねえんだ。
勉強ってのはな、この国で許された唯一の平等なんだ。
今お前らは運が良い。
今お前らにはこの俺が居る。
どんなにバカで間抜けな奴でも、やる気さえ有れば東大に合格させてやる!
いいか、搾取されるだけの人間になりたくなければ、不満ばかり言う人生を送りたくなければ、お前ら勉強しろ!
バカとブスこそ東大に行け!!!