過去の問題で騒ぎになっている小山田圭吾さんですが、東京五輪開会式の作曲担当を辞任することになりましたね。
そこで頭を抱えることになったのがNHKです。
なぜならNHKのEテレで子供向け番組として放送されていた『デザイン あ』は、小山田圭吾さんが活動するソロユニット「Cornelius(コーネリアス)」としてすべての音楽を担当しているからです。
『デザイン あ』は我が家でも子供が幼稚園に行く前に見ている番組です。
さて、本日7月20日(火)いつものようにテレビをつけていましたら・・・
『デザイン あ』の始まる時間なのに、あれ?『ピタゴラスイッチ』が始まった・・・
画面の上部に「番組内容を変更して放送・・・」との文言が・・・
小山田圭吾さんの過去の問題が、子供番組にまで波及しようとしています。
『デザイン あ』の番組や小山田圭吾さんが手がけていた他の番組のこと、また、視聴者の意見、NHKの考えなど、記事にしてみました。
もくじ
小山田圭吾さんが音楽を担当している『デザインあ』とは
小山田圭吾さんが音楽を担当していたことで、とんだとばっちりを受けてしまった『デザイン あ』ですが、どんな番組だったのでしょう?
簡単に言うと「身の回りの物のデザインに焦点を当てて、それがどうしてそのようなデザインになったのかを、音楽や映像を使って解説する」と言った感じの番組です。
「物の形にはちゃんと理由があるということを知ってほしい」と思い、私も子供に番組を見せていたのですが、大人が見ていても「なるほど!」と言う新しい発見があって、ためになる番組でした。
↓はNHKの公式ページでの番組の説明です。
<追記>
日中まで表示されていた上記3人のスタッフの名前と写真が20日夜には削除されて見れなくなっています。
『デザイン あ』の放送時間
番組時間は10分間です
月・火・水 午前8:35~
土 午前7:25~
(再放送)金 夜11:45~
小山田圭吾さんが音楽を担当
番組のHPに 音楽「コーネリアス」とぼかしが入った写真が掲載されていますが、これが小山田圭吾さんです。
<追記>
日中まで表示されていた上記3人のスタッフの名前と写真が20日夜には削除されて見れなくなっています。
因みに、今回の騒動があったから慌ててNHKが写真にぼかしを入れたと勘違いしている人もいますが、違います。
この写真は元から、なぜかぼかしの入ったこの写真が使われていました。
『デザイン あ』で使われているすべての曲を手掛けていたようで、番組が始まる際の歌詞が「あ」だけの独特な曲が特徴的でした。
子供もたまに「あ、あ、あ」と口ずさんでいます。
『デザイン あ』の番組受賞歴
『デザイン あ』は国内外で数々の賞を受賞しており、そういった面からも優れた番組だと言うことは間違いないでしょう。
2012年 ぶり・ジュネス 「テーマ賞」/ 「ビーボディー賞」
2015年 日本賞 「幼児部門最優秀賞」
2017年 アメリカ国際ビデオ・フィルム祭 「幼児部門ゴールドカメラ賞」 等
たくさんの方が努力して作り上げて来たこれまでの実績が、一人の過ちによってなくなってしまう可能性がでてきたのは悲しいことです。
『デザイン あ』の放送休止
冒頭でもお話しましたが、今回の騒動で昨日(7月19日)まで放送されていた『デザイン あ』が、今日(7月20日)は『ピタゴラスイッチ』に差し替えられていました。
昨日までは小山田圭吾さんのオリンピックの開会式音楽担当続投と報道されていました。
それが今朝テレビをつけたら『小山田圭吾さんオリンピック開会式辞任!』と報道されていたので、これはNHK側も無視できなくなったのでしょう。
実際NHKにも沢山の抗議の声が寄せられたようです。
子供が見る教育番組ですからね・・・その辺は親としてやはりちょっと抵抗がありました。
そして今後『デザイン あ』の放送があるかは、未定のようです。
当分は他の番組と差し替えて放送するのでしょう。
曲を変えて放送するか、番組が終わってしまうか・・・どうなるのでしょう・・・。
放送休止に対してのNHKの説明
今回の「小山田圭吾さん音楽担当番組の放送を休止した」ことをNHK側は次のように説明しています。
NHK広報部は、デザインあの放送休止について、「音楽を担当している小山田氏に関して、過去の記事の内容を認めていることや、一連の経緯を踏まえて、総合的な判断で放送を見送った」と説明している。
引用:Yahooニュース
「総合的な判断」と言うのは、オリンピックの作曲担当の辞任や世間の非難の声があまりに大きかったことがあげられると思います。
小山田圭吾さんが辞任する前のネットの声
もう小山田圭吾さんの曲を聴けない。すなわち、『デザインあ』も見れないと言う人の意見が多くありました。
『デザイン あ』が休止された後のネットの声
『デザイン あ』が今朝『ピタゴラスイッチ』に差し替えられたことへの反応です。
音楽担当を変えて、番組を続けて欲しいという声がたくさんありました。
愛されていた番組なんですね。
NHKが小山田圭吾さんを起用し続けた理由
それにしても、小山田圭吾の過去の問題が明るみに出たのは20年以上前の雑誌のインタビューと言うことですよね。
これまでもこのことが、何度もネット上で蒸し返されていたようですが、NHKはそれを知っていながら番組に起用したことになるのでしょうか・・・
一体どんな考えがあったのでしょうか?
ツイッターに投稿されたこちらの投稿が話題を呼んでいます↓
https://twitter.com/Nijikano_chan/status/1416127526586441733?s=20
誰がいつどのようなタイミングでNHKに問い合わせたものなのか実態をつかむことができませんでしたが、もしこれが本当にNHK側が送った文章だとすると、教育テレビを制作する側として手ぬるかったのではないかと思います。
上記のツイッターへの反応の声です。
今回オリンピックの作曲担当を辞任した後のNHKの対応はとても迅速でしたが、それまでの対応には首をひねる人が多かったのではないかと思います。
小山田圭吾さん『JAPANGLE』でも音楽を担当
NHKのEテレで本日9時5分から放送予定だった『JAPANGLE』でも小山田さんが音楽を作曲したり、歌を歌ったりしていた関係で、放送が見送られてしまいました。
こちらの作品もしばらく放送は見送られて、今後どうなるかは分かりませんね・・・。
『JAPANGLE』は小山田さんが全曲手掛けていた訳ではないので、小山田さんが関わった曲を省いて生き残る道はまだあるかもしれませんね。
NHK『ムジカピッコリーノ』にも波及するか?
NHK Eテレ『ムジカピッコリーノ』の音楽監督を務めているゴンドウトモヒコさんが、小山田さんを擁護するような発言をしたとして、「『ムジカピッコリーノ』ももう見ない!」と批判の声が上がっています。
小山田のいじめ自体は子供時代に遡ること、記事にされた(されてしまった側面もあると思う)は1995年のことだけれど、このゴンドウトモヒコさんのツイートは2021年7月17日だからな。ちょっと目眩がする。
被害者への二次加害になりうるとか、まったく思い至らなかったのだろう。 pic.twitter.com/fGpR0nw0Ss— kentarotakahashi (@kentarotakahash) July 17, 2021
ゴンドウトモヒコさんはその後このツイートを削除して謝罪しましたが、世間の怒りは収まりません。
まとめ
小山田圭吾さんがNHKのEテレで放送されている『デザイン あ』や『JAPANGLE』で音楽を担当していたことにより、番組が終了の危機に立たされています。
音楽を変えて番組を続けて欲しいという声もあり、今後NHKがどのようにしていくかは見守るしかありません。
NHKはとんだとばっちりを受けてしまいましたが、小山田圭吾さんの過去の問題は今までも何度も話題になっていたようなので、子供番組を一緒に作っていくのに相応しい人か考える余地もあったのではないかと思います。
『ムジカピッコリーノ』の音楽監督を務めているゴンドウトモヒコさんが、小山田さんを擁護したことにより、この番組も批判の対象になっていることから、NHKはそちらの対応も迫られることになるかもしれません。
これからの時代、悪いことをしたらそれがすべて明るみに出ることを覚悟しなければなりませんね。
今世の中に自分の過去が暴かれないかとドキドキしている人がどれほどいるのか・・・
これを機にいい世の中になるといいのですが・・・。