子どもの毎日のぐずぐずやイヤイヤ・・・疲れますよね。
こっちが泣きたくなることはしばしばだと思います。
その度に怒っていたら、ママにとっても子供にとってもストレスです。
そんなとき、我が家ではこんな方法でぐずぐずを解消しています。
ぬいぐるみで応援
現在4歳のうさお君。
毎朝そろばんとプリントをやってから幼稚園に行きます。
子どもですから、当然気が乗らない日も多々あります。
「嫌だ、やりたくない」ぐずぐずぐず・・・とこうなりますね。
あなたならこんな時どうしますか?
私のママ友Aさんの場合はこうでした。
お受験を控えている子供がどうしてもプリントをしてくれません。
最終的に「だったらやらなくていい!」とAさんが怒鳴って、
結局そのままプリントはやらずに終わってしまったそうです。
Aさんはどうしてもプリントをやらせたかったのに、
結果として、プリントをさせることはできませんでした。
ぐずったことによって子供はプリントをやらずに済みました。
子どもの勝利です。
何も解決していませんね。
我が家でも「やりたくない!」は度々あります。
そんな時は、ぬいぐるみを使って応援!
「え~!うさお君、もう割り算できるの~!すごい~!まだ年中さんでしょ?
びっくりしちゃうな~!どれどれやって見せて~。」と言う具合にママがぬいぐるみの声を出してあげます。
「すごい、すごい!」と言われたうさお君はすっかりご機嫌。
自慢げにさっさと問題を解いて、
「僕まだ4歳!」とぬいぐるみに向かってどや顔です。
これで私のやらせたかったことはちゃんとできましたし、
子どもも気持ちよくできて、そろばんやプリントが嫌いになることはありません。
そして何よりママのストレスはゼロです。
もしあなたのお子さんが この手が通用する年齢でしたら(さすがに大きい子には通用しないでしょうから)試してみてください。
何でも「よ~い、ドン!」
ママがイライラすることで多いのが、
子どもの行動が遅いということです。
子どもだからしょうがない・・・と気長に待てれば一番いいのですが、
時間は限られています。
幼稚園や保育園の登園前にだらだらとされたのでは、
遅れてしまいます。
そんな時我が家では、
「ママの準備とどっちが早いか、よ~い、ドン!」
の一声で、子供はあっという間に準備万端。
「ママの負けだ~。うさお君は早いな~。」
とうさお君の準備が早かったことを何気なく褒めてあげます。
負けず嫌いのうさお君は競争が大好きです。
誰でもそうですが、全力を尽くして「勝つ」ということは気持ちのいいものです。
一流のスポーツ選手や成功している人達は一様に負けず嫌いです。
フィギュアスケートの羽生結弦選手なども負けず嫌いで有名ですよね。
これは何も人と比べて・・・ということだけではなく、自分自身に勝つ!ということが、
子どもが成長していく上でとても大事になってきます。
過剰に人との競争心を煽るのはどうかと思いますが、
自分に勝つ!ということを含めて、
勝負心を育てるのはとてもよいことだと思います。
押してダメなら引いてみる
他のママさん達からよく聞くのが、
「なぜかトイレに行くのを嫌がる」です。
さっさと行って、ただシャ~とすればいいだけなのに・・・
と思うんですけどね・・・
「行かない、行きたくない。出ない。」
とかたくなに行きたがりません。
いくら言っても行かないときは、
突然引いてみてください。
ママ 「トイレしばらく行けないよ。行けば出るから、行っておいで。」
うさお君 「嫌だ。出ないもん。」
ママ 「分かった。じゃあ行かなくていいよ。」(やさしい口調で、怒ってはダメですよ)
うさお君 「行く。」
ママ 「何で~、行かなくていいよ~。嫌なんでしょ?行かないで~。」
うさお君 「嫌じゃない。行く!」
と慌ててトイレに飛んで行きます。
この方法は結構大きくなってからも使えます。
例えば、私の友達が心理学を勉強しているのですが、
その先生から聞いたという話です。
『中学生の子供を持つお母さんが、
子供に勉強をさせるにはどうしたらいいかという相談に来たそうです。
子どもはいくら言っても勉強しないのだということでした。
そこで先生はその子を連れてきてもらってこう言ったそうです。
「勉強しなくていいよ。絶対しちゃダメだ。」と。
お母さんはびっくりしたそうです。
だって、勉強するようにしてほしいとお願いしたのに、
いきなり勉強をするなと言われたのですから。
けれど、そう言われた子は、ふと不安になったそうです。
勉強しなかったら、自分はどうなってしまうのだろう・・・と。
そして、「いや、勉強した方がいいと思います・・・。」と言い、
それ以降自分から勉強するようになったそうです。』
人は「やれ!」と言われれば反抗したくなり、
「するな!」と言われればしたくなる生き物なんですね。
悪い事をすると・・・
この方法は子供が悪ふざけをして止まらなくなってしまった時に使います。
「うさお君!角が生えてきてる!ほら、頭のここが固くなってる!大変!」
と子供の頭の一部を触って、ママはなるべく大慌てします。
「ほら、ここ、どうしよう、どうしよう!」
さらに大慌て。
すると子供は「もうしない、ごめんなさ~い!」と涙目。
そこで、もう一度頭を触って、「あっ、引っ込んだみたい・・・よかったね~。」
最後にぎゅっと抱きしめて、
「よかった、よかった。大事なうさお君」と頭をなでてあげて終了。
ポイントはママの演技力です(笑)。
本当に慌てて、どうしよう、どうしよう!という感じを出してください。
これは子供がママを叩いてきたり、物を投げたりしたときにも有効です。
我が家では時に手がなくなります(笑)。
ちょっと気に入らないことがあってママを叩いてきたうさお君。
ママ 「うさお君、手がなくなってきてる~!!!!悪さする手は消えちゃうんだよ。
どうしよう、ママにはうさお君の手が見えないよ~!」
うさお君 「嫌だ~、もうしません!なくならないで~!(泣)」
これはちょっと刺激が強いので、
本当に悪いことをした、ここぞという時に使います。
その後 手が戻ったと言っても、
うさお君は「手、ちゃんとある?」と何度か確認するほどです。
これも小さい内しか通用しないでしょうが、効き目は抜群です。
まとめ
子どもを叱るというのは親にとってもストレスです。
叱らなくて済むなら、それが一番です。
子どもにとっても親にとってもです。
子どもは叱り過ぎると、怒られることに慣れてしまい、
本当に危ないことをした時など、ママの本気が伝わりません。
普段はあまり怒らないママがこんなに怒ってる・・・本当にやってはいけないことだったんだ・・・。
と思ってもらえるように、叱るのはいざという時にとっておきましょう。
叱らなくていい方法はいくらでもあると思います。
今回あげた方法以外にも、
その子にあったいろいろな方法を探してみてください。
これだ!という方法が見つかれば、ママのイライラは解消されることでしょう。
自分の為にも、子供の為にも、是非子育てを楽しんでください。
子育ての悩みは子供を授かった親だけの、いわば、「幸福な悩み」なのですから。