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学芸大附属大泉小学校1校のみ受験 塾は必要?家での勉強は?など疑問に答えます!

去年我が家の長男うさお君は学芸大学附属大泉小学校を受験しました。

大泉学園周辺地域に住んでいるお子さんは大体こちらの学校をお受験することもあり、下の学年のママ友からお受験についていろいろ聞かれます。
その中で一番多い質問が「塾に通わせた方がいいか?」と言うことです。
また、「家でどのようなことを教えればいいのか?」や「どんなものを揃えたらいいのか?」などもよく聞かれます。

初めてのお受験って分からないことだらけなんですよね。
分かります。
私も先輩ママさんからいろいろ教えてもらいました。

そんなお受験初体験のママさん達へ、うさお君のお受験経験から、疑問に答えたいと思います。

塾に通った方がいい?

特に塾は必要なし

ずばり・・・「塾は必要なし!」

ただし、大泉小学校のみ受験の場合は・・・です。

他校を併願で受験する予定の方は、必ず塾に行った方がいいです。

なぜ大泉小学校のみの場合は必要ないかと言うと、過去問を見たことがある方ならお分かりかと思いますが、テストが全員100点取れるのでは・・・と言うレベルで簡単です。

学校側が、テストでふるいにかける気はまったくないようですね。

頭脳よりも個人の性格や、学校側がその年に取りたいと思っている子かどうかということで合否が決まります。

例えば、ある年は一人っ子が多かったとか、ある年は大人しい子が多かったなど、もはや個人の努力ではどうにもならないレベルの話になるので、塾に入れて頑張らせて、いくら難しい問題が解けても、質問にはきはき答えられても、制作がきれいに作れても、条件に当てはまらなければ合格できないのです。

去年受かった子が今年受かるとは限らない。
その年学校が実験に必要だと思う子が受かるのですから、受かったらラッキーくらいに思っておくのがいいでしょう。

ですから塾に入れて、出もしない難しい問題をバリバリやらせても意味がなかった・・・と言うことになるのです。

因みに我が家の長男うさお君は筑波大学附属小学校も受験予定でしたので、塾に通っていました。
結局筑波は一次の抽選で落ちてしまったので受験できませんでした。
どうせ大泉のみの受験になるんだったら塾には通いませんでしたよ。
あ~月5万の塾代が・・・
大泉小学校のみ受験予定の下の子のうさみちゃんは、塾に入れる予定はありません。

塾に入れた方がいい場合

塾は必要なし!と言いましたが、一部例外もあります。

お子さんが落ち着きがなく、幼稚園でも先生の指示に従えないような場合です。

学校側はむしろテストの点数や、制作の完成度より、生活態度がしっかりしているかを見ています。
少なくとも試験の間だけでも静かに待てることができ、先生の指示に従えるようにしなければなりません。

このようなことは日々の積み重ねが大事です。
付け焼刃で、その場だけを取り繕おうとしても、目利きのプロである先生の目はごまかせません。

幼稚園によっては、その辺をきちんと教育してもらえる幼稚園もありますが、お子さんの様子を見て、「こりゃダメだ」(うさお君はこりゃダメだ・・・でした(笑))と思ったら、塾に入れて、勉強を・・・と言うより、生活態度を叩き直す必要があるでしょう。

お子さんの性格や生活態度などを見て、塾が必要かどうか考えてみてください。

少なくとも席に座って静かにしていること。
先生の指示に従えること。
友達とおしゃべりをしないこと。
などを身につけておきたいですね。

模試は受けるべき?

塾に通わない選択をした人でも、模試だけは受けた方がいいかな?と悩みどころですが・・・

受験勉強を一通りこなせている子は試験の練習として受けてもいいと思います。

しかし、特に受験勉強をしていない子や、過去問しかやっていない子が模試を受けると、ほとんど書けないで帰ってくることになります。

そして合否判定も順位も最下位という結果だけ突きつけられることになります。

何度もいいますが、大泉小学校の試験はとても簡単です。
記念受験で受かってしまうレベルです。

模試はいろんな学校の試験内容に対応するようにできていて、我が子が受ける学校以外の範囲も出題されるので、模試の合否判定はあまり参考になりません。

やっていないところが出題される訳ですから、できなくて当然ですし、実際の試験にも必要ない内容ですが、全然解けなかったことで、お子様の自信喪失につながる恐れがあります。

また、親御さんも『合格の見込み無し』の判定を突き付けられて、変に焦ったり、パニックになってしまう可能性もありますので、一通り受験勉強をこなしている子以外は受けない方がいいと思います。

特に大泉小学校は、模試では測れないところで合否が決まるので、あまり軽い気持ちで模試を受けない方が、お子さんにも、親御さんにとってもいいと思います。

因みに参考にうさお君の模試の結果を公開しています↓
わかぎりの国立模試は各学校の出題傾向に合わせて点数を出し合否判定していますが、大泉小学校の試験問題より模試の方が遥かに難しく、また試験内容も全範囲に及ぶのでどの問題もしっかり受験勉強していないと解くことが難しいです。
そして模試の『大泉小学校の合否判定』も当てになりません。
何しろテストが100点だと受かるというものではないからです。
あてにならない模試の判定を見て一喜一憂していても意味がありません。

【小学校受験体験記】第3回国立模試の結果公開!学芸大学附属大泉小学校と筑波大学附属小学校の受験をする予定の息子ですが、今回もわかぎり21の国立模試を受けてきました。前回に引き続き公開したいと思います。初めての子供のお受験、四苦八苦しながら頑張っています。体験記、皆さんの参考になれば幸いです。...

家でやっておきたいこと

過去問

塾は必要ないといいましたが、過去問だけは書店で購入して必ずやってください

小学校受験の問題は試験官が問題を読み上げて、「始め」と言われたら鉛筆を持って解答し、「止め」と言われたら鉛筆を置く、そして次の問題・・・というように勧められます。

解答用紙に問題は書いていないので、字が読める子でも問題を読み直すことはできません。

試験官の声に耳を傾けて、一発で聞き取るという訓練が必要です。

例えば「当てはまるもの2つに✕をつけなさい。」と言われた場合、いくつにどんな記号をつけるのかをしっかりと聞き取らなくてはいけないのです。

問題は簡単なので基本的には解けるはずですが、この指示を聞き逃すと、1つだけに〇をつけたりなどで、不正解となってしまいます。

その訓練のために、過去問は必ずやってください。

それさえきちんとできれば、ペーパーテストで恐れることはありません。

実際記念受験で合格したお友達が「過去問だけしかやらなかった」と言っていました。
その代わり生活態度はしっかりした子でしたよ。
誰もが合格に納得の皆のお手本になるような子でした。

生活態度

普段から人の目を見て話しやあいさつができるようにしておきましょう。
直前になってから慌ててやるのではなく、小さい時から癖をつけておけばママさんも直前で焦ることはないですね。

よく「ウチの子は大人しくて大丈夫かしら・・・」と心配するママさんがいますが、先生から聞かれたことに目を見て答えられるくらいなら大丈夫です。
実際去年合格した子は「私が知る限り、皆大人しい子だったよ。」とママ友情報があるくらいですから。

しかし、大人し過ぎて知らない人とまったく話せないレベルだと合格は難しいでしょう。
そのような場合は塾云々というよりも、知らない子や大人と話ができるように、近くの公園や児童館に行って、人と話す機会を増やしてみるといいかもしれません。

指示行動

試験官の指示通りに動けるかというのもとてもよく見られるところです。

例えば、「静かに座って待っていてください」と言う指示。
大人には簡単ですが、側に知っているお友達が居たりして、こそこそ話をしてしまったり、立ち上がってしまったり・・・

幼稚園などである程度の訓練ができているはずですが、そういった細かいところまで注意しない幼稚園もありますから、家でママを試験官に見立てて、少し練習してみるといいでしょう。

運動の試験では、「線まで走って行って、線で10秒片足立ちをしたら、片足けんけんで帰ってきてください。自分の名前が呼ばれるまでは、体育座りで静かに待っていてください。」と、この指示を漏れなく聞き、行動しなければなりません。
漏れなく聞き取る➔覚える➔その通り行動する
この全てができなければ指示行動に従えたと言うことにならないので、できない子は日々訓練です。
うさお君も私が試験官役になって指示を出し、その通りに動けるか何度も練習しました。

ペーパーテストもそうですが、試験官の話を一言半句聞き逃さないように集中して聞き取る練習をするとバッチリです。

揃えたい物

パパさんは大体スーツをお持ちでしょうから、それで大丈夫です。

ママさんは・・・大泉小学校のみの受験でしたら、落ち着いた色の家にあるスーツで十分です。

多くの人が紺のお受験服を着てくると思いますが、こちらの学校に関しては、親の面接もありませんし、わざわざお受験服を買う必要はまったくありません。
(前の番号ほどお受験服の率が高く、後ろの番号ほどお受験服率は低くなります)

お受験服を着ている多くのママさん方は、おそらく他校も併願するママさんなのでしょう。

バックも、普段冠婚葬祭で使っているハンドバッグや少し大きめの荷物がまとめて入れられる手提げのバックがあると、中に入ったとき自分が楽です。
自分と子供の下履きと上着がまとめて入ると完璧です。
なければもちろん小分けにして持てばいいだけですから、わざわざ買う必要はありません。

子供

子供は手ぶらで試験場に入るので、子供用の手提げバックや上履き入れすらわざわざ受験用に用意する必要はありません。

靴も脱いで入るため、皮のお出かけ靴も必要なく、普段履いている靴で十分。

唯一買うとしたら紺色のお受験服ですが、黒のよそ行き着があればそれでもいいですし、幼稚園の制服でもいいと思います。

『服装は自由』と書いてあるので、服装で落としたりはしないでしょう。

実際幼稚園の制服で記念受験した子が受かっているので、試験に真剣に臨む姿勢が見られる服装であれば十分です。

因みにママ友に何を揃えたらいいか聞かれたときは「あえてあげるとしたら服だけ」と答えています。

まとめ

学芸大学附属大泉小学校のみの受験でしたら、塾必要なし!受験の為に買う物もなし!で大丈夫です。

とりあえず過去問を買って来てやってみてください。

もしこの子は人の話が聞けないな・・・と感じたら、試験日までにそこだけはできるようにしておきましょう。
試験の問題が聞き取れないと、いくら問題が簡単でも解答することができません。

ガリガリ勉強させる必要はまったくありませんので、最低限の備えだけさせてあげて、あとは学校側が望んでいる条件に当てはまることを願うのみです!

受かればラッキーくらいで!

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